葬儀に寄せる想い
桃花の手がけるお葬式1
最近お客様とお打合せをしていて気付くことがあります。
あまり大騒ぎにしたくない。出来れば身内でと。
そんな中先日、閑静な住宅街にお住まいのお客様とお打合せをしていた所、お亡くなりになれた日から、あまりお時間を空けずにお通夜をされたいと市内のの公営斎場よりの隣町の斎場をともお話していましたが、やはりお身体の弱くなられたお母様を想いご自宅にての、家族葬にすることになりました。
お亡くなりになられたのはお母様のお姉様で、お花が好きだった方だったので、故人のお部屋に、お花で祭壇を作らせていただきました。
ご家族10人あまりのお通夜にご近所の親しい方がご弔問にこられる中、お通夜が進められました。その後の御会食をお母様がお好きなふぐや、美味しいものをとご相談されておりましたので、私共の親しい、お料理屋さんの店主に相談し、ふぐ刺しやオードブルにたらばがに、お寿司と手作りのお料理をご提供させて頂きました。
かねてから私は、このような形をと思い、都内にてテーブルコーディネートを勉強中であり、ご自宅のテーブルに、作っておいたクロスにお花をコーディネートさせて頂き、ご家族で、故人様の前でお酒をお飲みになりながら語られておりました。
私共もこのようなそれぞれのスタイルにあった形をご提供出来たらと感じております。
桃花の手がけるお葬式2
最初に葬家の方とお電話でお話をしたのは、まだ今年に入って間もない冬でした。
お母様の具合が余りよくなく、関西のお寺から離壇して、霊園を購入しようと思うが、どのような手続きをとったら?とのお話でした。
私共は知り合いの住職や市役所へ相談に行き、お電話とFAXにてお葬儀をお受けしました。お母様は、生前戒名をお受けになり、ご自分のお葬儀は身内だけで、お香典も一切受けないで、との遺言を残され、ご準備して逝かれたとのことでした。
しかし、お花が大好きだった故人のために、娘さん夫婦やお孫さんが、花だけは飾ってあげたいとの意向で、六畳間にお花いっぱいに飾らせていただきました。
ご近所の方にも、親しまれていた故人様はお花もいただき、続きのリビングの二間で通夜葬儀を行いました。
その後、49日と仏壇の開眼供養も依頼されて、全面的に信頼していただき、このときはお葬儀のお花を作ったことのない、お花屋さんに夏を感じる花のアレンジをお願いして、私共が日頃伺ってる季節料理のお店のご主人に、故人の好きだったうなぎや、故郷を感じるお料理を取り込んで、始めての試みで、自宅に仕出しとしてお料理を出して頂きました。
お身内、ご近所の方、そして私共までお招きいただき、とても温かな法要となりました。私共も、信頼していただけたおかげで、桃花らしいプロデュースをさせていただけたと感じております。
もしかしたら、御葬家にめぐり合わせていただけたのは、ご自分の締めくくりをきちんと決めていかれた、故人様のお導きではないでしょうか・・・。
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